#164 映画「室井慎次 敗れざるもの」ネタバレ感想編:往年のキャストに感動しつつもライスと10分で擁護しきれなくなって酷いこと言っちゃった回

*ラジオ形式のため倍速聞き流し推奨です。

映画好きの二人が映画「室井慎次 敗れざるもの」の感想を話しています。

こんにちは!今回は映画「室井慎次 敗れざる者」の感想をじっくり語りたいと思います。この記事では、ネタバレを含めたレビューをお届けしますので、まだご覧になっていない方はご注意ください!

踊る大捜査線シリーズへの思い

まずは「踊る大捜査線」シリーズについて少し触れておきたいですね。僕自身、このシリーズはほぼほぼ全部観てきました。テレビシリーズや劇場版、さらにはスピンオフ作品まで、かなり幅広く展開されていましたよね。特に劇場版三部作や、「容疑者 室井慎次」などは印象的でした。シリーズ全体を通して、警察組織の複雑さやキャラクターの成長が描かれていて、毎回新たな発見がありました。

とはいえ、正直後半の作品については、少し擁護しきれない部分もありました。特に「踊る」シリーズ後期の作品は、時代とともに風化してしまった感もあります。ただ、それでも「踊る大捜査線」が持つ独特のグルーヴ感やキャラクターへの愛着は根強く残っています。

新作「室井慎次 敗れざる者」のあらすじ

さて、新作「室井慎次 敗れざる者」は、2004年の「容疑者 室井慎次」以来となる室井慎次を主人公にした作品です。舞台は秋田。27年前に青島刑事との約束を果たせなかったことを悔やむ室井慎次は、警察を辞め、故郷で穏やかな日々を過ごしていました。彼は、事件の被害者や加害者の家族を支援する活動を続けていました。

そんな中、室井のもとに謎の少女・日向杏が現れます。彼女はかつて湾岸署が逮捕した猟奇殺人犯・日向(演:小泉今日子)の娘であることが判明。杏の登場とともに、室井は偶然他殺体を発見し、物語が動き出します。

映画の感想:時代と共に変わった室井慎次

今回の映画では、まず27年前の約束を果たせなかったという設定が印象的です。あの時の青島刑事とのやり取りが胸に残っていただけに、「果たせなかった」という結末は少し切ない気持ちになりました。室井が警察を辞め、故郷で静かに暮らしているというのも、これまでの彼のイメージとは大きく異なります。

さらに、日向杏という新たなキャラクターの登場も物語に大きな影響を与えています。杏は、母親が逮捕される前に生まれた謎の多い少女で、その存在が室井の穏やかな生活をかき乱していきます。彼女が室井とどう関わっていくのかが、この映画の大きなテーマの一つです。

日向杏の役割と演技

日向杏を演じるのは福本莉子さん。彼女はTOHOシンデレラオーディションでグランプリを獲得した注目の若手女優です。映画の中での杏は、何とも言えない怪しい雰囲気を醸し出しています。彼女の登場は、室井の人生に新たな試練をもたらしますが、同時に物語全体に不穏な影を落とします。

映画では、杏が室井と一緒に暮らし始めるのですが、彼女の行動には常に疑念がつきまといます。映画のラストで室井の家が一部焼けてしまうシーンがあるのですが、杏がその原因ではないかと思わせるほど、彼女の行動は謎めいています。

福本莉子と恒松祐里が似ている説

ここでちょっとした余談。映画を観ながら、福本莉子さんと恒松祐里さんって似てるよね?って思った方、いませんか?特に目元や表情が似ていると感じる方も多いのではないでしょうか。

実際にネットでも「二人が似ている」という声がちらほら見受けられます。確かに、美形でありながら、どこか影のある役どころが得意な二人。今後もこういったミステリアスな役で共演してほしいですね。

室井慎次の変化と深まるキャラクター

今回の作品で一番印象的だったのは、室井慎次が年齢を重ね、これまでとは違った深みを持ったキャラクターに成長している点です。特にポスターにある「眉間のしわ」が象徴するように、室井の内面には長年の経験と葛藤が刻まれています。

彼が背負ってきた過去や、未だに解消されていない問題が、映画全体を通して重くのしかかっています。

踊る大捜査線の新たな風

今回の映画は、往年の「踊る大捜査線」シリーズファンにとっては、懐かしさと新鮮さが交錯する作品です。新たなキャストと物語が加わることで、シリーズ全体に新しい風が吹き込まれました。しかし、その一方で、過去の作品を愛してきたファンにとっては、少し複雑な感情も抱かせる内容かもしれません。

特に、青島との約束が果たされなかったという設定や、室井が故郷で静かな生活を選んだことには、物語の進行上仕方がないとはいえ、少し寂しさを感じる部分もあります。それでも、時代と共に変わっていくキャラクターたちの姿に、どこか共感できる部分もあるのではないでしょうか。

青島刑事こと織田裕二の登場はあるか?

1997年に始まった「踊る大捜査線」シリーズで、一躍人気を集めた青島刑事役の織田裕二。熱血で正義感溢れる刑事として、多くのファンに愛されました。彼の登場を心待ちにしている人も多い中、果たして今回の新プロジェクトや続編で再び青島刑事の姿を見ることができるのでしょうか?

現在のところ、織田裕二が再び青島刑事として登場するという公式な発表はされていません。ファンの間では「もう一度青島刑事を見たい」という声が根強くあり、SNSやネット掲示板でも話題に上がることが多いですが、制作サイドからは明確なコメントは出ていません。

ただし、シリーズ全体の人気やキャラクターの根強いファン層を考えると、青島刑事の復活は決して不可能ではないと言えます。ファンとしては、いつか再び「事件は会議室で起きてるんじゃない!」と叫ぶ青島刑事を目にする日を期待したいところです。

まとめ

「室井慎次 敗れざる者」は、シリーズファンにとって見逃せない作品です。室井慎次というキャラクターが、時代の流れに合わせてどう成長していくのか、そして新たな挑戦をどう受け止めていくのかが見どころです。これから公開される続編「室井慎次 生き続ける者」とともに、今後の展開も楽しみですね。

次回作では、青島との約束がどうなるのか、そして室井と日向杏の関係がどのように進展していくのか、ますます目が離せません!

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