#149 マンガ「住みにごり」ネタバレ感想編:一番ヤバい奴は誰だ?!押見修造イズムで怖さや気持ち悪さの先に描かれる家族愛はあるか?
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マンガ好きの2人がマンガ「住みにごり」の話をしています。
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>>>住みにごり第1話「兄貴」
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皆さんこんにちは!本日もよろしくお願いします。本日は漫画「住みにごり」についての感想をお届けします。
あらすじ紹介
僕の実家には怪物たちが住んでいる。
29歳、夏。
会社から長めの休みをもらった
僕は、久しぶりに実家に帰省した。
住んでいたのは父母、姉、
そして35歳、無業無言の兄だった…。
これは変な家族なのか?
それとも家族は変なのか?
新ホームドラマ、登場!
まずは「住みにごり」を知らない方のために、軽くあらすじを紹介します。主人公は東京に上京した29歳の男性、末吉くんです。しかし、東京での生活が合わず、金銭的に厳しい状況になったため、実家に戻ることを決意します。
彼の地元にはお姉ちゃんとお兄ちゃんがいますが、特に問題は長男のお兄ちゃんで、彼はいわゆるニート状態で働いていません。末吉くん視点では、お兄ちゃんの見た目が悪く、ファッションもやばいと描かれています。
兄フミヤ
お兄ちゃんのビジュアルは、パンチのある描かれ方で、普段はだらだらのTシャツを着て、外食時にはピチピチのレスリングスーツを着るという独特のスタイルです。
彼のしぐさやこだわりも奇妙で、例えばポテチを箸で食べるなど、些細なこだわりが目立ちます。
このような実家の話が「住みにごり」のスタート地点です。
最新刊は5巻、6巻は2024年6月下旬発売
本日は1巻から5巻まで読んだ段階での話をします。次の6巻は2024年6月下旬に発売予定で、5巻は非常に良いところで終わっているので、早く続きが読みたくなります。
ここからの展開についてネタバレを含みながらお話します。
第1巻から第5巻までの流れ
1~2巻までは末吉くんがまともな人で、家族の中ではお兄ちゃんとお父さんがヤバいという印象でした。
しかし、物語が進むにつれて、お父さんが実質的な主人公になっていきます。
最初はダメ親父のように描かれていましたが、読み進めると苦悩する主人公のように感じられます。
お母さんは寝たきりで要介護状態、お父さんは家族を顧みない典型的なダメ親父として描かれますが、物語が進むと彼の過去や家族への思いが明らかになり、全く違う印象に変わります。
ヒロインと家族の関係
ヒロインは一見まともそうですが、実は一番やばいキャラクターで、行動やメンタルが常軌を逸しています。彼女が家族に接近する理由や背景が明らかになると、物語はさらに複雑で興味深い展開を見せます。
お父さんの過去の不倫が明らかになり、その相手がヒロインであることが判明します。
お母さんはお父さんの不倫を知っており、許せない相手がヒロインだと気づきます。
5巻の終わりでは、家族全員が揃って修羅場になる予感が漂い、次巻への期待が高まります。
「住みにごり」面白さ
「住みにごり」は、最初の印象とは全く異なる展開を見せる作品です。
最初はやばい兄貴の話かと思いきや、読み進めると家族全体の深い関係性や過去が明らかになり、家族愛や苦悩が描かれていきます。
特にお父さんのキャラクターは、最初のダメ親父から苦悩する主人公へと変わり、その成長や葛藤が見どころです。
6巻の発売が待ち遠しく、これからの展開が非常に楽しみです。家族全員のやばさが浮き彫りになり、それぞれのキャラクターがどのように変化していくのか、今後の展開から目が離せません。
以上、「住みにごり」のネタバレ感想でした。
次回の巻も楽しみにしつつ、引き続きこの作品を追いかけていきたいと思います。
皆さんもぜひ読んでみてください。