#120 映画「ナポレオン」ネタバレ感想編Part1:ナポレオンが欧州を駆け抜けた時、日本は何をしていたか!?

皆さんこんにちは!今日もブログをご覧いただきありがとうございます。今回は、リドリー・スコット監督の最新作映画「ナポレオン」について、ネタバレありの感想をお届けします。

*訂正:誤 スピノザ → 正 スキピオ


映画鑑賞後の感想として、映画「ナポレオン」を見る前にナポレオン史をなんとなく知っておくのがいいと思いました。

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ナポレオン時代:その時日本では年表

目次とチャプター

  • 0:00 映画「ナポレオン」概要
  • 4:05 ざっくり感想とテーマ
  • 6:50 もっとナポレオンを知って見ればよかった
  • 10:00 ナポレオンと日本の関係
  • 13:00 トゥーロンの戦い
  • 17:15 ジョセフィーヌとの結婚と皇帝就任
  • 19:25 トラファルガー海戦
  • 21:00 アウステルリッツの戦い
  • 22:25 ロシア遠征とエルバ島流し
  • 24:25 ワーテルローの戦い
  • 27:00 セントヘレナ島で逝去
  • 29:00 ヨーロッパ諸国と戦った薩摩&長州藩
  • 31:20 貴族は戦争するけど命は取らない(かった)
  • 33:00 欧州情勢は複雑怪奇

ナポレオン映画の感想

映画「ナポレオン」は、戦争シーンがとても印象的でしたね。

首が飛ぶシーンも多くて、まさに戦場のリアルを感じさせる作品でした。特に冒頭のトゥーロン攻防戦からナポレオンが頭角を現す様子は圧巻でした。

ナポレオンの人間味

ナポレオンの人物像が、ただの英雄ではなく、1人の人間として描かれている点が興味深かったです。

高い志を持った英雄というよりは、人間ナポレオンとしての側面が強調されていて、彼の個人的な葛藤や弱さがリアルに描かれていました。これが、前回の「首」の話とも通じるところがありますね。

批判と擁護

ナポレオンの政治家としての手腕や部下との関係はあまり描かれず、妻ジョゼフィーヌとの関係が中心に描かれている点が特徴的でした。

この描写に物足りなさを感じる人もいるかもしれませんが、一方で、夫婦の愛や人間関係の深さを丁寧に描いていた点は評価できると思います。

特に夫婦の愛の描写は、非常に深く、単なるロマンティックな関係ではなく、立場を割り切った現実的な関係が描かれていました。この点において、ナポレオンの人間味がさらに強調されていたように感じます。

戦闘シーン

戦闘シーンは圧巻で、特に最後のアステルリッツの戦いは見ごたえがありました。陣形が動くシーンや連携の描写は素晴らしかったです。

戦争のリアルさが伝わり、ナポレオン時代の戦争の凄まじさを感じました。

ナポレオンと日本の関係

さて、ここからはナポレオンが欧州を駆け抜けていた時代と、同時期に日本がどのような状況だったかを見ていきましょう。

1793年:トゥーロン攻防戦

ナポレオンが頭角を現した1793年、フランスでトゥーロン攻防戦が行われていた頃、日本では寛政の改革が進行中でした。

松平定信が進めたこの改革は、経済政策や社会政策など広範囲にわたるものでした。

1804年:ナポレオンの戴冠

1804年、ナポレオンが皇帝として戴冠した時、日本ではロシアのレザノフが通商を要求してきた時期でした。

この頃、伊能忠敬が北海道の測量を行っており、日本の地理を正確に把握する重要な時期でもありました。

日本の対外関係

ナポレオン時代のヨーロッパが激動の時代であったのと同様に、日本もロシアからの圧力を感じつつありました。

c例えば、1807年にはロシアが択捉島に上陸するなど、日本の北方への関心が高まり始めていました。

ゴールデンカムイとの意外な関係

さらに興味深いのは、ナポレオン時代の日本とアニメ・漫画「ゴールデンカムイ」の関係です。

ゴールデンカムイもまた、北海道を舞台にした作品であり、この時期の日本の北方地域への関心と通じるものがあります。

映画「ナポレオン」を見た後にゴールデンカムイを観ると、歴史的背景がより深く理解できるかもしれません。

まとめ

映画「ナポレオン」は、戦闘シーンの迫力やナポレオンの人間味を描いた点で非常に見ごたえがありました。また、ナポレオンが欧州を駆け抜けていた時代に日本がどのような状況だったかを知ることで、さらに深い視点で映画を楽しむことができると思います。

次回は、ナポレオン映画の感想Part2として、さらに深掘りしていきますので、どうぞお楽しみに。それではまた次回お会いしましょう!

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