#70 映画「シン・仮面ライダー」ネタバレ感想編:庵野監督印の仮面ライダーは面白いのか面白くないのかどっちなんだい!

皆さん、こんにちは!今回は庵野秀明監督による『シン・仮面ライダー』の公開を記念して、感想をお届けします。公開初日に舞台挨拶付き上映を観てきましたので、その感想を交えつつ語っていきます!

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の記事では、まずネタバレなしで映画の魅力をお伝えし、その後、少しネタバレを含む詳細な感想に移っていきます。

まだ映画を観ていない方も安心して読めるように配慮していますので、どうぞ最後までお楽しみください。

舞台挨拶付きの上映体験

私は新宿ピカデリーで観ました。会場はそこそこ埋まっていて、観客層はやはり年配の方が多め。仮面ライダーの初期世代からのファンが多い印象でした。舞台挨拶もあって、期待感が高まる中での鑑賞でしたが、果たして庵野監督の仮面ライダーはどうだったのでしょうか?

ネタバレなし感想:庵野監督らしさ全開

まずはネタバレなしで感想をお伝えします。個人的に一番良かったポイントを挙げると、まずカメラワーク。これまでの庵野作品にも見られるシンメトリーな構図や、役者と背景のバランスが素晴らしく、視覚的に非常に魅力的でした。

さらに、出演者たちの演技も素晴らしかったです。池松壮亮さんが演じた主人公や、江本明さんの2号も非常に良い演技を披露していました。そして、何と言ってもアクションシーンが見どころです!特撮好きとしては、往年の仮面ライダーらしいアクションが詰め込まれており、懐かしさと興奮が止まりませんでした。

ネタバレ感想:ストーリーと演技の深堀り

ここからはネタバレを含む感想です。注意してください!

まず、オープニングから庵野監督らしい映像美が炸裂していました。原作の初代『仮面ライダー』のオマージュも多く、特に戦闘シーンではそのリスペクトが感じられました。例えば、仮面ライダーがショッカーの怪人たちと戦うシーンは、まるで昔の特撮シーンをそのまま現代に蘇らせたような感覚で、懐かしさに溢れていました。

さらに注目すべきはヒロインの存在。緑川ルリ子を演じたキャストは、いわゆる「庵野ヒロイン」としての魅力を存分に発揮しており、強気でありながらもどこか柔らかさを持ち合わせているキャラクターが印象的でした。

仮面ライダーというよりも、庵野監督作品のヒロイン像が強く表現されていたように思います。

アクションシーン:仮面ライダーらしさ全開

アクションに関しても、庵野監督らしい大胆なカット割りや省略が多く、観ている側を飽きさせない工夫が随所に見られました。仮面ライダーの美しさや強さが、画面を通じてしっかりと伝わってきます。まさに「仮面ライダーらしさ」を体現したアクションシーンの連続でした。

特に印象的だったのは、最初の戦闘シーン。原作を忠実に再現しつつも、現代的なアクション要素が加わり、観ていて非常にワクワクしました。昔のファンにはたまらないシーンばかりで、これだけでも観る価値があると思います。

劇団庵野と最高の自主映画

「シン・仮面ライダー」は、庵野監督ならではのこだわりが随所に感じられる作品でした。例えば、カメラアングルやカットの切り替え方、光の使い方など、細部に至るまで監督のフェチズムが感じられます。

これは、受け手にどう映るかというよりも、作り手の「こうしたい」という強い意志が反映されているからこそ成り立つものです。

今回も、「シン・ゴジラ」や「シン・ウルトラマン」でおなじみの役者陣が登場しました。斎藤工さんや竹野内豊さんといった面々が、政府役人として重要な役割を果たしています。

また、シンウルトラマンでヒロインを務めた長澤まさみさんも登場し、劇団庵野の存在感を強く感じさせました。

総評:庵野監督の世界観が詰まった仮面ライダー

『シン・仮面ライダー』は、庵野秀明監督の世界観がふんだんに詰め込まれた作品です。特撮好きや仮面ライダーファンはもちろん、庵野監督のファンにもぜひ観ていただきたい一作です。映像美、演技、アクションの全てが高水準でまとめられており、仮面ライダーの新しい一面を発見できる作品でした。

皆さんもぜひ劇場で「シン・仮面ライダー」を楽しんでくださいね。それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

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