#67 映画「ブルージャイアント」ネタバレ感想編:原作ファンの評価は?!原作漫画との違いに触れつつ良いとこ悪いとこをレビュー
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こんにちは!今回の記事では、映画『ブルージャイアント』を見てきた感想をネタバレありでお届けします。
原作ファンとして、映画の良い点・悪い点を語りながら評価していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
前編はこちら:https://youtu.be/RWHto9qMlaQ
映画本編
原作漫画
目次
映画『ブルージャイアント』の概要
映画『ブルージャイアント』は、石塚真一による人気ジャズ漫画を原作としたアニメ映画です。主人公・宮本大が、サックスプレイヤーとしての成長を描く感動のストーリーですが、映画版では大幅にストーリーが再構成されており、原作ファンにとって驚きの展開が用意されています。
まずは良いところから!音楽と演奏シーンが素晴らしい
1. 音楽の迫力は圧巻!
映画の一番の魅力はやはり音楽です。ジャズに詳しくない人でも、演奏シーンではその迫力に圧倒されることでしょう。映画の中でバンドが初めて演奏するシーンから、ずっと引き込まれ、観客は彼らの音楽を楽しみにすること間違いありません。
特にクライマックスの演奏シーンは見ものです。ここではドラムの玉田が全力でドラムを叩く姿が映し出され、無力感を感じながらも食らいつく姿に感動しました。
2. アニメーションでの演奏シーンの臨場感
演奏シーンのアニメーションも見応えがあります。楽器を実際に演奏しているような細かい描写や、キャラクターの表情、動きが非常にリアルで、音楽の魅力をより一層引き立てています。玉田のドラムシーンでは、彼の感情が溢れ出す瞬間がしっかりと描かれています。
3. 漫画とは違う驚きの脚本
映画は120分という限られた時間の中で、原作のエッセンスを凝縮して描かれています。そのため、原作の一部を大胆にカットしています。特に、大がサックスに出会うシーンや成長過程はほぼ省略され、物語はすぐに東京編に入ります。
これには驚きましたが、映画独自の展開で進行するため、原作を知っている人でも楽しめる構成になっていました。特にクライマックスの展開は映画版ならではのサプライズがあり、これも映画の醍醐味と言えるでしょう。
ネタバレあり!ラストの展開は賛否分かれる?
ここからはネタバレを含みますので、まだ映画を見ていない方は一度ここでストップしてください。
原作とは異なる結末
映画版では、クライマックスに驚きの展開があります。原作ではピアニストの幸徳が交通事故に遭い、手を負傷してライブに参加できなくなるというシーンがありますが、映画では病院から彼が奇跡的に会場に現れ、片手でピアノを弾くという展開に。
原作ファンとしては「え、これはどうなんだろう?」という気持ちもありましたが、120分という制限の中で感動を最大限引き出すためには必要な改変だったと感じました。この展開があったおかげで、映画ならではの高揚感を味わえました。
気になる点:3Dアニメーションは好みが分かれるかも?
良い点が多かった映画ですが、いくつか気になる点もありました。その一つが演奏シーンでの3Dアニメーションです。
突然の3Dシーンに違和感?
演奏シーンが3Dアニメーションに切り替わる部分があります。アニメ全体は2Dで進行する中、3Dになる瞬間はどうしても視覚的な違和感が生まれてしまいました。特に動きがぎこちなく感じる場面もあり、そこが残念に感じる人もいるかもしれません。
とはいえ、演奏シーンの動きのリアルさを追求するために3Dが採用されたのだと思います。これについては賛否が分かれるところでしょう。
結論:映画『ブルージャイアント』は原作ファンでも楽しめる
映画『ブルージャイアント』は、原作ファンでも十分に楽しめる作品です。確かに原作との違いには驚く部分もありますが、映画として独自の魅力を持っています。音楽の迫力や、演奏シーンのアニメーション、ストーリーの再構成がしっかりと作り込まれており、見応えのある作品に仕上がっています。
最後に:映画を見た後に漫画もぜひ読んで!
個人的な結論としては、映画を見てから原作漫画を読むのが最もおすすめです。映画で感じた音楽の熱量やキャラクターの成長を、漫画でさらに深掘りすることで、より一層楽しむことができるでしょう。
以上、映画『ブルージャイアント』の感想でした!原作ファンも、映画から入る人も、それぞれに新しい発見がある作品なので、ぜひ劇場でその魅力を体験してみてください。
映画本編
原作漫画