#123 ネトフリ実写版「幽遊白書」ネタバレ感想編:原作と大きく違うけど、ひどくもないしアクションは凄い
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なさん、こんにちは!本日は、Netflixの実写版『幽☆遊☆白書』について語っていきたいと思います。これまで見てきた方も、まだこれからの方もぜひ参考にしてくださいね。
実写版もいいけど、マンガもオススメです!
原作ファンとしての視点
まず、結論から言うと「原作とは違うけど、アクションはすごい!」という印象です。原作ファンからすると、確かに「ここは違うなぁ」と感じる部分も多々ありますが、アクションシーンの出来はかなり良かったです。
私は『幽☆遊☆白書』の原作を子供の頃から読み込んできたファンです。特に最終回の作画レベルは神がかっていて、今でもその最終巻を手元に置いて時々読み返しています。
そんな私が、今回の実写版をどう感じたかを正直に話すと、ストーリーの展開はとんでもないスピード感で進んでいきます。これが良いのか悪いのかは人それぞれですが、少なくとも私は「えっ、もうこのシーン?」と驚く場面が多かったです。
原作では、主人公の浦飯幽助が事故で亡くなり、霊界探偵としての任務をこなしていくうちに蔵馬や飛影と仲間になります。その後、最初のボス・朱雀との戦いや、玄海師範との修行編、暗黒武術会など、多くのエピソードが詰まっています。
しかし、実写版ではこれらのエピソードがかなり省略されています。これにより、物語の流れは非常に速く、特にファンにとっては「ここをもっと掘り下げてほしかった!」と思う部分も多いでしょう。
アクションシーンのクオリティ
ただ、アクションシーンは本当に凄いです。肉弾戦が多く、特に事故のシーンから始まる演出は迫力満点です。日本映画で例えるなら、『るろうに剣心』シリーズのアクションに近いかもしれません。
特に幽助の霊丸(レイガン)のシーンは、実写化するとどうなるのか心配でしたが、見事に表現されていて、私個人としては違和感なく楽しめました。
微妙だったところ
もちろん、全体として楽しめたものの、少し引っかかる点もありました。その一つが「霊光波動継承」のシーン。原作では、幽助が玄海師範との長い修行の末に、最終決戦直前でその奥義を受け継ぐという非常に感動的なシーンです。
しかし、実写版では、この大切なプロセスがあっという間に1ヶ月程度で済まされてしまいます。この急展開には正直「えっ、こんなに早く伝授されちゃうの?」と疑問に感じました。
また、玄海が幽助に対して抱く親心や師弟愛の描写がほとんどカットされているため、その関係性に感情移入しづらい部分もあったかもしれません。
まとめ
総じて、実写版『幽☆遊☆白書』は、原作ファンにとっては賛否両論がある作品です。しかし、アクションシーンの迫力やセットのスケール感は素晴らしく、エンタメ作品として十分楽しめる仕上がりでした。
これを機に、原作やアニメ版に興味を持つ人が増えれば、それだけでもこの実写化には大きな意義があったのではないでしょうか。
次回の続編にも期待しつつ、今回のレビューを終わります!