#143 ネトフリ版ドラマ「三体」全8話ネタバレ感想:原作小説と全然違うけど、考察しながら見ると面白い!
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こんにちは!今回は、ネットフリックスで配信されたSFドラマ「三体」(全8話)について、ネタバレを交えつつ感想をお届けします。
原作とは異なる点が多いドラマですが、予想や考察を交えながら見ていくと、独特の魅力が詰まった作品です。この記事では、ドラマの魅力や見どころを掘り下げ、原作との違いや考察も楽しんでいきましょう!
半年前の小説版のネタバレ感想動画はこちら。
目次
「三体」とは?原作小説の概要
まずは「三体」の概要から。原作は、中国の作家・劉慈欣(りゅうじきん)によるSF小説です。物語は、人類が異星文明と接触し、その脅威にどう立ち向かうかを描いた壮大なスケールのSFで、三部作構成の一部が今回のドラマ版の基になっています。
ネトフリ版「三体」の世界観:全8話のあらすじ
ドラマ版「三体」は、地球と異星文明「三体」間の接触から始まります。謎めいたVRシミュレーション「三体ゲーム」や、異星からの信号が地球に届く中、物理学者の葉文潔や警察官のシー・チャンらが、不可解な現象と次第にリンクしていきます。
原作との最大の違いは、視点の限定です。ドラマでは、三体文明の視点が排除され、視聴者はあくまで地球側の視点から物語を追うことになります。この省略により、物語がよりシンプルに展開され、ミステリー要素が強調されている印象です。
原作との違い:ネトフリ版の「国際色」と「テンポの良さ」
まず、舞台設定が中国からイギリスに変更されています。また、主要人物の性別や年齢、職業なども変更されています。さらに、ストーリー展開も大幅に変更されており、原作では描かれていなかったエピソードも多数追加されています。
これらの変更により、原作とは全く異なる印象を受ける作品となっています。
原作ファンとしては、少し物足りなさを感じる部分もありますが、ドラマ版独自の面白さも十分に感じられました。特に、映像表現の美しさは圧巻です。壮大なスケールのSF世界を、見事に映像化しています。
国際色豊かなキャスティング
原作小説の登場人物の多くは中国人ですが、ドラマでは様々な国籍や人種のキャラクターが登場します。これは、世界規模の配信を意識したキャスティングだと考えられますが、バランスよく配置されていて、無理なく自然に感じられます。
テンポの良さ
原作はかなりのボリュームがあり、細部にわたる科学的な説明や哲学的議論が展開されますが、ドラマ版ではこれらが大幅にカットされ、物語の進行が非常にスピーディーです。これにより、視聴者が飽きることなく一気に物語に引き込まれます。
見どころ:衝撃のシーンと映像表現
ドラマ版「三体」の面白さは、原作と比べてわかりやすいストーリー展開にあります。
原作小説は情報量が多く、理解するのが難しい部分もありましたが、ドラマ版ではその部分をうまく簡潔にまとめられています。
また、映像表現によって、原作小説では想像しにくかった部分も具体的に表現されています。ドラマ版「三体」は、第1シーズンで原作小説の第1部をほぼ完結させています。
原作小説は、劉慈欣著、早川書房刊です。
特に注目すべきは、ナノテクノロジーによる惨殺シーンです。原作では軽く流されていた部分が、ドラマでは非常にリアルに描かれ、視覚的インパクトが強調されています。
船内での殺戮シーンは視覚的に非常に強烈で、原作ファンも驚くような演出となっていました。
「三体」視点の省略:原作との大きな違い
一つ大きな省略ポイントとして挙げられるのが、三体文明側の視点が描かれていないことです。原作では、三体文明の科学技術や内部の仕組みが詳細に説明され、彼らの行動や意図が理解できるのですが、ドラマ版ではあくまで地球側の視点に限定されています。
これにより、視聴者は謎めいた現象を一緒に考察しながら追う形となり、サスペンス要素が強化されています。
ウォールフェイサー:省略されたキャラクター
原作では、地球が三体文明に対抗するために「ウォールフェイサー」という4人の人物を選び、それぞれが異なる戦略で三体文明に対抗しますが、ドラマではこのキャラクターが3人に絞られています。
これは原作ファンにとって驚きの変更ですが、ストーリーの簡潔さを保つための改変でしょう。
感想:原作ファンでも楽しめる!考察しがいのあるドラマ
ネトフリ版「三体」は、原作と大きく異なる部分がありつつも、SFファンにとっては十分に楽しめる作品となっています。原作至上主義でなければ、ドラマのテンポの良さや、映像表現によって引き出された新たな魅力を存分に味わえるでしょう。
特に、原作では描かれなかった登場人物同士の絆や、戦略の緻密さがしっかりと描かれており、感情移入しやすい作品となっています。主要キャラが一貫して登場するため、ドラマ版ならではの**「バディ感」**も楽しめます。
小説が分厚くて挫折しそうな人はオーディオブックがオススメ
Netflixドラマ「三体」は、原作とは異なる魅力を持つSFドラマです。SF好きはもちろん、多くの人にオススメできる作品です。
ただ、原作小説の分厚さに圧倒される人もいると思います。そんな方には、耳から小説が入ってくるオーディオブックがオススメです。通勤通学、家事の合間に小説を楽しむことができます。
ぜひこちらもチェックして、シーズン2を待たずに読破してみてください!
まとめ:ネトフリ版「三体」をどう楽しむか?
ネトフリ版「三体」は、原作ファンも初見の視聴者も、それぞれの視点で楽しめる作品です。原作とドラマの違いを比較しながら観るのも一つの楽しみ方ですが、予想や考察を交えながら視聴すると、さらに楽しさが増します。特にラストに向けた展開は見逃せないので、まだ視聴していない方はぜひ一気に8話まで観てください!
次回シーズンも期待しながら、引き続き「三体」の世界に浸りましょう!