#116 映画「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」ネタバレ感想編:老若男女に向けた山崎貴監督作品の特徴と挑戦

こんにちは!今回もブログにお越しいただきありがとうございます。今日は山崎貴監督の最新作『ゴジラ-1.0(マイナスワン)』のネタバレ感想をお届けします。

山崎監督といえば、『ALWAYS 三丁目の夕日』や『ドラえもん』映画で知られる国民的監督。そんな彼が手がけるゴジラ作品ということで、今回も期待して観に行ってきました!

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山崎貴監督の挑戦

山崎監督のこれまでの作品を見ると、『ジュブナイル』『ALWAYS 三丁目の夕日』、『名もなき恋のうた』、『寄生獣』など、SFやヒューマンドラマなど幅広いジャンルを手がけてきました。ただ、近年の『海賊とよばれた男』や『アルキメデスの大戦』などは個人的に少し期待を外れた印象でした。

今回の『ゴジラ-1.0』も、少し不安を抱きつつ劇場へ向かったのですが、結論としては楽しめました!

主人公とストーリーの魅力

今回の主人公は神木隆之介さん演じる兵隊です。特攻隊から逃げ出した彼が、ゴジラという巨大な脅威に向き合いながら、自分の失われた自尊心を取り戻すという物語です

。このストーリー展開は非常に力強く、共感できる部分も多かったです。特に、自らの恐怖や弱さに向き合い、それを乗り越える姿勢が見事に描かれていて、観る者の心を打ちます。

見どころ:戦時中の技術 vs ゴジラ

今回のゴジラは、戦後まもない昭和中期が舞台。『永遠の0』や『男たちの大和』のような戦争映画で培った経験が、今回のゴジラ映画にも生かされている印象です。戦時中の日本海軍や陸軍が、限られた技術を駆使してゴジラに立ち向かう様子が描かれており、これが非常に面白かった!最新の超兵器やメカゴジラは登場しませんが、当時の技術でどのようにゴジラと戦うかというアイデアが光っています。

特に零戦の航空部隊や当時の軍隊が、必死にゴジラに立ち向かうシーンは圧巻で、戦争映画の要素がゴジラ映画と絶妙にマッチしていました。この「ロマン vs ゴジラ」という構図が、作品の一つのテーマにもなっており、戦争映画好きにはたまらない内容です。

ゴジラとの距離感

今回のゴジラは、山崎監督の得意とするCG技術が生かされていて、ゴジラとの距離感が非常に近い!観客がゴジラのすぐそばにいるかのような迫力で、ゴジラが迫ってくる恐怖感を存分に味わうことができます。これにより、ゴジラの存在感がよりリアルに感じられ、作品全体の緊張感が一層高まりました。

ゴジラのデザインも特徴的で、どちらかというと爬虫類的なフォルムが強調されており、まさに自然災害のような脅威として描かれています。このゴジラの「生物感」を強調したデザインが、よりリアルで恐ろしい存在感を引き出していました。

気になる点

もちろん、いくつか気になる点もありました。特に、戦時中の日本軍とゴジラの対峙という構図が好きな人には響くかもしれませんが、一般の観客には少し難解に感じられる部分があるかもしれません。

また、特攻隊の背景や戦争に対する描写に重きが置かれているため、戦争映画としての色が強くなり、ゴジラ映画としての純粋な怪獣対決を期待している方には物足りない部分があるかもしれません。

まとめ

『ゴジラ-1.0』は、山崎貴監督の戦争映画的なアプローチが光る作品であり、戦時中の技術や兵隊の奮闘を描きつつ、ゴジラという存在を圧倒的なスケールで表現しています。CG技術を駆使した迫力のある映像と、主人公の内面的な葛藤が見事に絡み合い、戦争映画と怪獣映画の融合を見せてくれました。

特に昭和中期の雰囲気や、戦時中の日本軍がどうゴジラに立ち向かうかというテーマに興味がある方には、ぜひおすすめしたい一本です。ぜひ劇場でその迫力を体感してください!

それでは、次回もまたお会いしましょう!

オススメのゴジラ作品3選

ゴジラ映画は多くありますが、2010年以降でオススメのゴジラ作品は、

庵野監督の「シン・ゴジラ」

次が、2014年のハリウッド版「GODZILLA ゴジラ」三部作ですが、2014年の1作目の地上落下シーンが最高

3つ目のはアニメ版ゴジラで理系ワードが凝縮された「ゴジラS.P シンギュラポイント」

身近に知ってる人がいないのが悲しいですが、毎週リアタイを楽しみにしてた愛すべき作品です!

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