#57 映画「金の国 水の国」ネタバレ予習編:このマンガがすごい!オンナ編1位!原作漫画好きに映画を見る前にあらすじと面白ポイントを聞いてみた
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こんにちは!今回のブログでは、2023年1月27日に公開された映画『金の国 水の国』の予習編として、原作を読んだ人にあらすじや見どころを教えてもらいながら紹介していきます。
この作品は『このマンガがすごい!オンナ編』で1位を獲得した宮本奈央先生の名作。これから映画を観る方も、ぜひこの記事を参考にしていただけたら嬉しいです。
原作マンガ
映画本編
見た後の感想編はこちら
まずは簡単なあらすじ
物語の舞台は、長年対立してきた二つの国「金の国」と「水の国」。その金の国に住む、ちょっと引っ込み思案な王女と、水の国に住む青年が、ひょんなことから出会い、物語が展開していきます。
王女は、100人いる王族のうちの1人という、特に目立たない存在。一方で、水の国の青年も特別ではないけれど、お互いの国の立場を超えて徐々に心を通わせていく。ここで、「ロミオとジュリエット」的な対立を背景にしたラブストーリーが展開されるのかと思いきや、意外にもそれだけではありません。
作品の魅力とは?
原作ファンの意見としてよく挙げられるのは、この作品がただのラブロマンスではなく、登場人物が成長し、自分の意志をしっかり持ったキャラクターたちが描かれている点です。特に王女は、最初こそ控えめですが、物語を通じて勇気を持つ女性へと成長していきます。だからこそ、現代の女性読者からの支持を得ているのではないか、とも言われています。
また、全体的な雰囲気として、おとぎ話のような暖かさがあり、複雑な感情や内面描写は少なめ。それでも物語の温かさやキャラクターの純粋さが心に響くところが、この作品の魅力の一つです。
見どころポイント
映画を見る前に押さえておきたい見どころとしては、まず「おとぎ話」の雰囲気。複雑なストーリー展開や深い心理描写を期待するというよりも、シンプルで心温まる物語を楽しむことが大切です。これは、例えば『よつばと!』を読むときに、ハラハラドキドキを求めるのではなく、かわいらしい日常を楽しむような感覚に近いかもしれません。
また、キャッチコピーに「最高純度の優しさ」と書かれている通り、恐怖や不安といった感情が物語の中心に据えられていない点も特徴です。観客がほっとできる、優しい作品ですので、激しいアクションやシリアスな展開を期待する方には少し物足りなく感じるかもしれません。
映画の期待と不安
正直なところ、原作漫画を読んだ段階では、個人的に刺さるかどうかはまだ分からないという意見も。作品全体の雰囲気やテンポが、王道のおとぎ話スタイルに忠実であるため、物語の深掘りや複雑さを求める観客には少し物足りなく感じる可能性もあります。しかし、それこそがこの作品の「優しさ」であり、温かい物語を楽しみたい方にはぴったりの作品です。
まとめ
『金の国 水の国』は、原作漫画が持つ温かさやシンプルさを大切にしながら描かれた作品です。
複雑なストーリーや心理描写を期待するのではなく、優しい物語に心癒されたい方におすすめの映画となっています。ぜひ映画を観る前に、このブログを参考にして、作品の魅力を予習してみてください!