#95 目黒蓮・佐野勇斗でドラマ化する「トリリオンゲーム」を起業家目線で紹介してみる*ネタバレなし
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マンガ好きの2人がTBSでドラマ化される「トリリオンゲーム」について話しています。
途中、一兆"円"と発言している箇所がありますが、正しくは一兆"ドル"です。脳内で訂正お願いしますm(_ _)m
▼目次とチャプター
0:00 オープニング
1:00 目黒蓮と佐野勇斗を知ったきっかけ
3:50 起業で1番大変なこと
6:10 なぜ金持ちになりたいか
8:20 池上遼一先生のクセ
9:20 監修があるからこそのリアリティ
11:50 ドラマから入るかマンガから入るか
13:30 トリリオンゲームができるまで
16:10 ポイントまとめ
18:00 起業系のオススメマンガ
以下テキスト版です。
本日は、祝ドラマ化を記念して、「トリリオンゲーム」について注目のポイントを語りたいと思います。
目次
ポイント1:約束された成功
物語冒頭からバーンと成功している姿が描かれています。これはよくあるパターンで、ある程度の成功を見せた後に、過去にどのようなことがあったのかという展開になっています。
そのため、途中で起こる困難も「最終的にはうまく行くんだろうな」と思って安心して読み進めることができます。
ポイント2:起業で一番大変なこと
起業家の視点から言うと、起業で一番大変なのは営業です。言い換えれば、お金を払ってくれる顧客を連れてくることです。
商品やサービスは、頑張れば誰でも作ることはできます。しかし、それだけではダメなんです。
誰かが欲しいものを作ったとしても、その誰かを目の前に連れてこない限り、売り上げが上がらない。商品と顧客を繋げることが、最も重要な要素。
逆にそれさえできれば起業は楽勝なんです。それさえできれば。
目黒蓮さんが演じるハルというキャラクターは、最高の人たらしで最高の営業マンとして描かれています。近くにいたら好きになること必須のキャラクターです。
ポイント3:何のために金持ちを目指すのか
なぜお金を求めるのかについて、理由はさまざまです。
主人公ハルが金持ちを目指す理由は、仲間と一緒に大金を稼ぐことが楽しいから。お金を稼ぐことが純粋に楽しいタイプです。
ただ単にお金を稼ぐというわけではなく、仲間と共に同じ方向を向いて何かを掴む、苦悩や困難に挑戦することが楽しいというタイプです。
ポイント4:原作者は稲垣理一郎先生
トリリオンゲームの原作者は、「アイシールド21」や「Dr.STONE」の原作者でもある稲垣理一郎先生です。
インタビュー*を聞いていると、好感を持たれるキャラクター作りに特に腐心しているとのことでした。実際、中心となるハルを含め、魅力的なキャラクターが多いです。
意外な話といえば、アイシールド21の連載が終わった後、約5年間もドラゴンクエスト10に没頭していたそうです。
そんな折、池上先生から「一緒に作品を作りませんか?」と連絡があり、2つ返事で了承。
その時できた作品はジャンプっぽいとのことで後の「Dr.STONE」に繋がりますが、その時の約束を果たすために「Dr.STONE」の連載終了ごろから作られたのが「トリリオンゲーム」です。
*ニッポン放送「マンガのラジオ」(https://news.1242.com/article/409366)参照
ポイント5:原画担当は池上遼一先生
原画は、サンクチュアリでお馴染みの池上遼一先生が担当しています。
池上遼一先生の作品は、ビックコミックで連載されてることもあり、基本的に男性読者をターゲットにしています。
たくさんお金を稼いで、高級車に乗って、良い酒を飲んで、美女を抱く。最初の段階で描かれるお金持ちになるという動機は、わかりやすく昭和っぽい価値観です。
そういった価値観に加えて、独特の絵のタッチがあるので、人によっては受け入れにくいかもしれません。
予告編を見る限り、ドラマ版はかなり口当たりが良くなっており、ハードルはかなり下がっていると思います。
ポイント6:ガチの起業家とVCに取材
原作者は稲垣理一郎先生は、実際の起業家やベンチャーキャピタルと呼ばれる投資家たちにも取材を行っています。
有名な方では、サイバーエージェントの藤田社長。確かに、サイバーエージェントっぽい話だなと感じる会社やサービスが劇中に散見されます。
他にも、「僕は君の熱に投資しよう」という本の著者佐俣アンリさん。佐俣さんはVC(ベンチャーキャピタル)として、新進気鋭の起業家に投資されている方です。
私も好きな本で、起業に対する熱が高まる1冊です。
このように、ベンチャーキャピタリストや投資家の方々の取材がしっかりと盛り込まれており、リアリティのある作品になっています。
ざっくりまとめたテキスト版は以上ですが、動画やポッドキャスト内では倍ぐらい話していますので、是非お聞きください。
また温かい励ましてのメールや応援メッセージも心よりお待ちしております。