#73 漫画「これ描いて死ね」感想編:祝!マンガ大賞受賞!漫画家マンガが共感される理由

こんにちは!今日は、豊田稔先生の『これ描いて死ね』について感想を語りたいと思います。まずは、マンガ大賞受賞おめでとうございます!まさにタイミング良く読んでいた作品が大賞を受賞するなんて、驚きと嬉しさでいっぱいです。

漫画浪漫成長譚

主人公は漫画が大好きな女の子。好きなことを突き詰めるため、漫画家を目指します。しかし、漫画家になるのは簡単ではありません。様々な苦難を乗り越えながら、主人公は成長していきます。

東京の島しょ・伊豆王島に住む安海相は、漫画が大好きな高校1年生。
長年活動休止状態の憧れの漫画家☆野0先生がコミティアに出展することを知り、東京都区内に旅立つことに…
そしてコミティア会場での思わぬ出会いが相の人生を変える!

漫画家にはどうやったらなれるのか?
知っているようで知らない漫画創作の世界。
この物語は、その世界に続く“まんが道”へ踏み出していく少女の物語。

漫画家を目指している人にも、かつて目指していた人にも、
漫画が好きな人にはもちろん、漫画を毛嫌いしている人にも、
漫画を読んだことがない人にだって絶対に読んでもらいたい漫画の漫画ッ!!

この作品は、漫画大賞を受賞した注目作品であり、主人公の漫画への情熱と新しいことへの挑戦、そして漫画家という職業の過酷な現実をリアルに描いた作品です。

作品の良いポイント

さて、この作品は「漫画家」をテーマにしたいわゆる「漫画家マンガ」。漫画を描くことの楽しさや苦労が詰まった作品で、多くの読者が共感している理由もそこにあると思います。今回はこの作品の魅力を、3つのポイントに絞ってご紹介します!

  • 主人公の漫画への情熱と新しいことへの挑戦
  • あざとくない女の子の集団
  • 漫画家という職業の過酷な現実

特に2番目の点は、漫画大賞を受賞した理由にも繋がっていると述べます。主人公が漫画が好きなことが、漫画好きの読者に共感を呼んだと分析しています。

1. 新しいことをするワクワク感

主人公が「漫画を描けるんだ!」と気づいた瞬間、まるで新しいおもちゃを見つけた子供のようにワクワクする。そのプリミティブな喜びが、読者にも伝わってくるのです。何か新しいことに挑戦する瞬間の興奮、それを作品全体を通して感じられるのが、この漫画の一つ目の魅力です。

2. 好きなことを突き詰める情熱

現実社会では、何か行動を起こす際に理由をつけがちですよね。例えば「これをやったらお金になる」とか「これをやったら認められる」といった具合に。しかし、この作品では主人公がただ「描きたいから描く」という純粋な動機で漫画を描き続けます。何かのためじゃなく、ただその行為自体を楽しむ。この情熱が非常に魅力的で、青春の輝きを感じさせるのです。

3. あざとくないキャラクターたち

最近、似たようなフォーマットで、可愛い女の子たちが集まって何かに挑戦する作品が増えていますが、その多くに「作り手の意図」を感じてしまうことが多いんですよね。「こうすれば可愛いでしょ?」というあざとさが垣間見えると、個人的には少し苦手です。しかし、『これ描いて死ね』にはそのようなあざとさが一切ありません。キャラクターたちは、あくまで自然体で、リアルな苦悩と情熱を持っています。だからこそ、この作品が一層魅力的に感じられるのです。

また、作品の終盤には、実際に漫画家としての厳しい現実も描かれています。漫画を描くことの楽しさだけでなく、その裏にある修羅場や苦労も描かれており、そこがこの作品の深みを増しています。まさに「漫画家になることは、甘くない」という現実がしっかり伝わる作品です。

ワクワクとあざとさ

この作品の魅力の一つは、漫画家になるためのわくわく感です。主人公が漫画を描き始めるシーンは、読者をワクワクさせてくれます。また、仲間との交流や作品への反響なども、読者を飽きさせません。

多くの作品では、主人公が可愛く描かれたり、友情や恋愛が強調されたりします。しかし、この作品ではそのようなあざとさはありません。主人公は等身大で、漫画家になるための苦しみも描かれています。

漫画家の苦悩とロストワールド

この作品では、漫画家になるための苦しみも描かれています。

漫画家の苦労や孤独な側面も描いており、そこに深みがあります。単なる綺麗事だけでなく、現実の過酷さも描かれているため、あざとさがなくなっていると指摘します。漫画家の修羅場を描いた巻末「ロストワールド」の内容も、作品に深みを与えていると話す。

今後の展開と期待

話者たちは、この作品がまだ連載中であり、今後アニメ化やドラマ化される可能性が高いと予想します。

すでに業界でも注目されている作品らしく、これからさらに人気が出ると期待する。最後には、この素晴らしい作品を読んでほしいとおすすめする。

まとめ

総じて『これ描いて死ね』は、漫画を愛するすべての人にとって共感できるポイントが満載の作品だと言えるでしょう。そして、その裏側にある苦労も丁寧に描いているからこそ、単なる夢物語ではなく、リアルな感動が詰まった作品になっているのだと思います。これからも豊田先生の作品を楽しみにしています!

皆さんもぜひ一度、この作品を手に取ってみてください!

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