#103 映画「バービー」ネタバレ感想編:炎上したり色々あったけどそれは置いといて男2人が映画だけ見て判断してみる
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映画好きの2人が映画「バービー」を見た感想を話しています。
Youtube版:https://youtu.be/jQbusbKQw_c
映画本編はこちら
目次
目次と見出し
0:00 オープニング
2:00 バービーと「オースティンパワーズ」
3:30 バービーと「新造人間キャシャーン」
5:25 宇多田ヒカル「誰かの願いが叶うころ」
6:20 複雑すぎる多層な構造
10:00 バービーとスターシップトゥルーパーズー
14:00 バービーのテーマ
18:00 ケンが象徴しているモノ
21:30 バービーが抱える問題点
25:00 女々しい男を愛せるか
31:00 バービーの震えたベストシーン
35:00 感想まとめ
こんにちは、皆さん!本日もよろしくお願いします。
映画「バービー」を観てきたので、ネタバレを含めた感想をお届けします。まずはざっくりとした感想から始めたいと思います。私たちは「バービー」についてあまり知らない男二人ですが、映画を観てどう感じたかを語っていきます。
バービーに対する前提知識
私たちはバービーについて全く知識がない状態で映画を観ました。
私自身、バービーに関する知識は全くなく、名前を聞いたことがある程度です。
バービーについて知っていることと言えば、男性のケンがいるということぐらいです。日本ではリカちゃん人形が主流で、私たちもバービーとの接点はほとんどありませんでした。
コメディ映画としての面白さ
一言で言うと、映画「バービー」はとても面白かったです。ギャグやコメディ要素が満載で、ずっと笑っていられる映画でした。小ネタの収め方も上手で、ふざけた部分が多い中でも、メッセージ性をしっかりと届けてくれる作品でした。
バービーを知らない男二人が語る
バービーのことを全然知らない私たちにとって、映画の中のバービーとケンの存在は新鮮でした。特に、ケンがバービーランドから人間社会に行くシーンでは、「オースティン・パワーズ」っぽさを感じました。映画の中で、待てる社の社長がバービーを追いかけるシーンは、現実感は薄く、アニメチックな演出がされていました。
コメディとメッセージのバランス
映画全体を通して、寓話的な要素が強く、「オースティン・パワーズ」や「キャシャーン」といった映画を思い出しました。
特にラストの演説シーンは「キャシャーン」を彷彿とさせ、社会的なメッセージを強く感じました。映画は、コメディとして笑わせつつも、社会的なテーマをしっかりと伝えてくれる作りになっています。
「オースティンパワーズ」っぽさは映画のリアリティーラインです。バービー社の社長が追いかけるシーンなど、どこかアニメチックでリアルではないけれど、寓話的な感じがありました。
映画のテーマとメッセージ
映画の中で描かれるテーマは、自己のアイデンティティの確立や社会的な役割についてです。
バービーランドでは、女性が優位に立ち、理想の社会が描かれていますが、人間社会に来ることで、自分自身のアイデンティティを見つける旅が始まります。
これは多くの映画で描かれるテーマですが、バービーが人間社会に行くことでそのテーマを深く掘り下げています。日常から非日常へ、そしてまた日常に戻るという円環構造が描かれています。
ケンの存在と男性の役割
ケンは、人間社会において男性としての役割や尊敬を求めるキャラクターとして描かれています。彼の変化や異文化体験は、映画の中で重要な要素となっています。バービーランドでの女性優位な社会と対比して、人間社会での男性の立場が描かれ、全体としてバランスの取れた物語となっています。
清濁併せのむメッセージ
映画「バービー」は、バービーという存在が持つ理想の女性像と、その一方でのルッキズムの権化という矛盾を描いています。
これは非常に複雑なテーマで、脚本もかなり緻密に作られていると感じました。
バービーは理想の女性像でありつつも、ルッキズムの象徴でもある。この矛盾を抱えながら、映画はその両面を描き出しています。
バービーランドと現実世界
映画の前半では、バービーランドという清濁併せ持っていない社会が描かれます。
女性が支配する理想的な世界が描かれますが、それがあまりに一方的で、かえって風刺的に見える部分もありました。
作り手もその点を理解しており、プロパガンダ的な要素を意図的に盛り込んでいると感じました。
全方位に対する風刺
映画は、全方位に対して風刺を行っています。
男性のあるあるやアメリカの社会問題など、様々なテーマが盛り込まれています。特にケンが人間社会で感じた尊敬や挫折は、男性として共感できる部分が多かったです。
結論
「バービー」は、多層的で深いテーマを持つ映画でありながら、笑いと楽しさに溢れた作品です。
バービーやケンのキャラクターを通して、社会的なメッセージや矛盾を描き出しています。私たちのようにバービーに詳しくない人でも楽しめる映画であり、多くの人にとって興味深い内容となっていると思います。
映画「バービー」は、単なるコメディ映画ではなく、複雑なテーマを持つ作品です。笑いながらも考えさせられる部分が多く、非常に楽しめました。男性目線からの感想として、ケンの変化や男性のあるあるが描かれている部分が特に印象的でした。
以上が映画「バービー」のネタバレ感想でした。皆さんもぜひ観て、自分なりの感想を持ってみてください。それでは、また次回お会いしましょう。