#107 映画「ミステリという勿れ」ネタバレなし感想編:誰も置いていかない作りで体感2時間30分ロジハラアフロの定番ミステリーツッコミ映画

映画好きの2人が「ミステリという勿れ」についてネタバレなしで話しています。

目次とチャプター

  • 00:00 オープニング
  • 02:00 ミステリと言う勿れの特徴
  • 05:30 映画の良かった点
  • 06:50 映画の気になった部分
  • 09:50 ロジハラアフロシーン
  • 14:50 散りばめられたヒント
  • 17:00 誰も置き去りにしないSDGs映画
  • 21:10 まとめ

映画本編はこちら

皆さん、こんにちは。本日もよろしくお願いします。

さて、本日は映画「ミステリという勿れ」公開を記念して、ネタバレなしの感想をお届けします。原作漫画を読んでいる方も、ドラマを見ている方も楽しんでいただけるように、今回は映画に焦点を当ててお話しします。

作品の特徴と感想

ミステリという勿れとは?

この作品の最大の特徴は、主人公・久能整(くのう ととのう)がロジックを駆使して謎を解き明かすという点です。

彼の独特なツッコミが、ミステリの定番の展開を鮮やかにひっくり返していくのが魅力。特に、「なんでみんなバラバラになっちゃうんですかね。いっしょにいれば殺人は起こらないのに」という整のセリフが象徴的で、ミステリーのあるあるに突っ込むスタイルが面白いです。

広島編の展開

今回の映画は「広島編」を基にしています。整が広島で遺産相続を巡る問題に巻き込まれる展開が描かれます。

原作のファンなら「ああ、あのエピソードね」と思い出す方も多いでしょう。特に、整が車に轢かれそうになるシーンが映画予告にも登場しており、漫画を読んでいた方にはお馴染みの展開です。

映像と物語の魅力

映像の美しさ

まず特筆すべきは、映像の美しさ。どのシーンを切り取っても壁紙にできるほど美しい映像が印象的です。

これは、撮影監督の斑目さんの手腕によるもので、ドラマ版からさらに進化していると感じました。劇場版「SPEC」や「僕だけがいない街」を手掛けた斑目さんの技術が光っています。

物語の魅力

次に物語。遺産相続を巡る四人のいとこ孫たちがそれぞれ蔵の謎を解くというストーリーが面白いです。

特に「犬神家の一族」を彷彿とさせる設定がミステリーファンにはたまりません。劇中でも「犬神家の一族」についての言及があり、定番のミステリーを踏襲しつつも、独自のアプローチで展開されるストーリーは見応えがあります。

気になる点

説明過多の部分

映画全体として説明が非常に丁寧。冒頭の事故のシーンが何度も出てきたり、株の話で具体的な映像が挿入されたりと、観客を置いていかない工夫が随所に見られます。

しかし、丁寧すぎるがゆえに少し冗長に感じる部分もあり、上映時間2時間が体感2時間半に感じられることもありました。

漫画と映像の違い

原作漫画のリズムをそのまま映像化すると、どうしても不自然さが際立つことがありました。

例えば、長ゼリフのシーンで相手が反論しない場面が不自然に感じたり、真犯人が真実を語るシーンで阻止するキャラクターが行動しない点などです。こ

れは漫画では許容される演出でも、実写では違和感が出る部分でした。

結論

全体として、映画「ミステリという勿れ」は、原作やドラマファンにとって楽しめる作品です。

映像の美しさや物語の魅力は十分に感じられます。ただ、説明過多な部分や実写ならではの違和感があることも事実です。ミステリファンならではのツッコミを楽しみつつ、映画の世界に浸ってみてはいかがでしょうか?

それでは、また次回のブログでお会いしましょう!

twitterはこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください