#3 文系大学院の日常:芥川賞と直木賞
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文系大学院のリアルな生活を知る為、現役大学院生のマギーさんに話を聞きました。最終回は文学賞、最近の文学界事情についてお話を聞きました。
今回は少し柔らかめの話題に移り、文学について語りたいと思います。近年のおすすめ文学作品を教えてほしいというリクエストがありましたので、私自身が最近読んで感銘を受けた作品をいくつか紹介します。
最近読んだ文学作品
私が最近読んだ中で特に印象に残っているのは、又吉直樹さんの『火花』と平野啓一郎さんの『マチネの終わりに』です。又吉さんの『火花』はお笑い芸人の孤独や苦悩をユーモラスに描いており、純文学らしさを持ちながらも読みやすい作品です。
一方、平野啓一郎さんの『マチネの終わりに』は、音楽をテーマにした美しい恋愛小説で、深い感動を与えてくれました。
芥川賞と直木賞
日本の文学界には芥川賞と直木賞という二大賞があります。芥川賞は純文学に対して与えられる賞で、主に新人作家を対象としています。最近の受賞作には介護をテーマにした作品も多く、暗いテーマをユーモラスに描く手法が注目されています。
例えば、平野啓一郎さんの『スクラップアンドビルド』は、介護を題材にした作品でありながら、ブラックユーモアを交えたユニークなアプローチが魅力です。
直木賞は大衆文学に対して与えられる賞で、作家の経歴や人間性も評価の対象となります。最近の直木賞受賞作には、心温まる物語や感動的なドラマが多く含まれています。
読書会の魅力
私自身、最近は読書会に参加することが多く、大学の先輩や友人と共に作品を読み解く時間を楽しんでいます。読書会では、最近受賞した作品を取り上げたり、メンバーが選んだ作品を順番に読んだりと、さまざまなアプローチで文学を楽しんでいます。例えば、村上春樹の短編『パン屋再襲撃』を読んで、その魅力を語り合うこともあります。
また、私自身が主催する読書会では、忙しい大人のために短編小説を中心に取り上げています。短編ならではの魅力は、その手軽さと深みです。短い時間で読み終えられるにも関わらず、深い感動や考察を提供してくれるのが魅力です。
小説の楽しみ方
文学に興味があるけれど、どこから始めたらいいかわからないという方も多いと思います。そんな方には、無理せず自分の興味のある作品から始めることをおすすめします。
最初は軽いエッセイや短編小説から入り、徐々に興味を広げていくと良いでしょう。また、本屋で実際に本を手に取ってみることも大切です。想定を見て、少し立ち読みしてみて、自分に合いそうな本を見つけるのが良いでしょう。
まとめ
芥川賞と直木賞は日本文学界の重要な賞であり、それぞれに魅力的な作品がたくさんあります。読書会に参加して他の人と感想を共有するのも楽しいですし、自分のペースで好きな作品を楽しむのも素晴らしいことです。これからも、様々な作品に触れ、文学の世界を楽しんでいきたいと思います。
次回は、映画や太宰治と芥川龍之介について語る予定ですので、お楽しみに。文学の世界に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
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