#10 続・文系大学院生の日常〜読書会の楽しみ方編

こんにちは!今回は、文学博士を目指しているマギーさんをゲストに迎え、彼女の読書会の楽しみ方や日常についてお話を伺います。実は前回のインタビューから約9ヶ月が経っております。

個人的には、現在進行形で文学博士を目指している彼女の活動を追いかけながら、最終的に博士号取得までの軌跡をドキュメンタリーのように記録できたらと思っているのですが、さて、あれからどんな感じだったのでしょうか?

マギーさんの近況報告

「相変わらず論文を書いたり、時々飲み歩いたりしているんですけど、もう博士課程3年目に突入して、そろそろ本腰を入れて論文を書かなければならない状況です。4月の締め切りに向けて、ようやく1本書き上げました!」

論文執筆にかける年間の目標は人それぞれだそうで、彼女は今年4本を目指しているとのこと。テーマもさまざまで、最近書いた論文は中上健次の小説『日輪の翼』について。特に、物語に登場する7人の老婆たちのキャラクター性に焦点を当て、個々の個性を分析したそうです。

「日輪の翼の中で、老婆たちが改造した冷凍トレーラーに乗り、全国を旅するんです。まるでマッドマックスみたいな雰囲気で、パワフルな老婆たちが繰り広げるロードムービー的な展開がすごく印象的で、その個性を論文で掘り下げました。」

読書会とアウトプット活動

マギーさんは、今年から読書会やブログ執筆にも力を入れているとのこと。彼女が主催する読書会では、村上春樹や中原中也といった日本文学の作品がテーマになっています。

「ブログでは、小説や映画、演劇の感想を記録しています。また、ライティングの仕事も始めました。たとえば『中原中也おすすめ5選』や『芥川賞2010年代の5選』といった記事を書いています。でも、ライティングの仕事は時給が低くて、準備に時間がかかることもあって赤字になりがちです(笑)。でも、書くこと自体が楽しいので続けています。」

文学博士を目指す日常の魅力

マギーさんのように、日々の研究とアウトプットを大切にしながら、文学博士を目指している姿勢はとても魅力的です。読書会を通じて文学作品に触れ、他者と意見を交わすことで、新しい視点や発見が生まれるのもまた楽しさの一部です。

彼のブログ『映画好き文学研究生の備忘録』では、これまでに観た映画や読んだ本についての考察が綴られており、同じく文学や映画に興味がある人にとってはとても参考になる内容です。興味がある方はぜひ一度覗いてみてください!

これからもマギーさんの活動を追いかけながら、文学博士としての道を応援したいと思います。それではまた次回、お楽しみに!

twitterはこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください