#46 グループにおけるメタ認知合戦と他者からの視線にどう対応するか問題

こんにちは、皆さん。今日は「メタ認知」と「他者からの視線」について少し考えてみたいと思います。実

先日メタ認知について話していたときに、「メタ認知ができる人とできない人がいる」という話題が挙がりました。皆さんは、「メタ認知」という言葉を聞いたことがありますか?」

言い換えると抽象化や類似化とも言えますが、ポイントは自分を客観視することにあります。ここからよく混同されがちなのが「自分が他人からどう見られているか」という話もあります。

この2点は意味するところが大きく異なりますが「自分を外からの視点で捉える」という点では一致しています。今回の雑談として、ここら辺の話をしました。

メタ認知とは?

「認知」とは、自分の思考や行動を理解する能力のことですが、「メタ認知」はそのさらに上のレベル、つまり、自分の認知を客観的に観察することです。簡単に言えば、自分をもう一人の自分が外から見ている感覚です。しかし、このメタ認知を理解すること自体が難しい場合もあり、「メタ認知が何か分からない」という人も多いです。

例えば、野球の例で考えてみましょう。バッターボックスに立っているとき、自分の視点でピッチャーの投球を打とうとするのが通常の「認知」です。しかし、「メタ認知」は、その自分の姿を外側から、つまりテレビのカメラのように俯瞰して見ることです。この視点で、「バットの軌道がズレたからミスした」「正しい打ち方だったからボールが飛んだ」などと、自己評価ができるわけです。

社会人に求められるメタ認知能力

実は、社会人として成功するために、メタ認知能力は非常に重要だと言われています。自分がどう行動しているかを客観的に見ることで、仕事の効率を上げたり、周囲とのコミュニケーションを円滑にしたりすることができます。特に、職場では他者からどう見られているかを意識する場面が多いため、この能力が役立ちます。

興味深いのは、2ちゃんねるのようなネット掲示板でのコメントなど、いわゆる「ネット上のツッコミ」や「自虐ネタ」も、メタ認知の一種といえる点です。自分を客観的に見て、その場に合わせた振る舞いや発言をする能力が、掲示板でのやり取りを面白くしています。これも、社会において他者からどう見られているかを意識する力につながっているのかもしれません。

女性グループのメタ認知ゲーム

特に、女性同士のグループにおけるメタ認知の使い方は興味深いです。グループ内での立ち位置や役割を無意識に察し、うまく振る舞うことができる人は、自然とそのグループ内での地位を保つことができます。逆に、自分が中心的な存在であると無意識に振る舞いすぎると、対立が起こり、グループ内での調和が崩れてしまうこともあります。

このように、グループ内で他者の視線や評価を敏感に察知し、自分の行動を適切に調整する能力も、メタ認知の一環です。社会に出てもこの能力は役立ち、周囲との人間関係を円滑にするために欠かせません。

メタ認知がもたらす新しい視点

結局のところ、メタ認知能力が高い人は、自分がどう見られているかを気にするだけでなく、他者との関係を客観的に見つめ、その場に応じた適切な振る舞いをすることができます。そして、そのような自己認識があることで、他者とのコミュニケーションもスムーズになります。

社会で活躍するために、メタ認知能力を高めることは大切な要素です。もし、自分の行動や思考をもう少し俯瞰して見ることができれば、仕事でもプライベートでも、より柔軟な対応ができるかもしれません。

今回は少し抽象的な話になりましたが、次回は具体的な事例を交えながら、さらに掘り下げていきたいと思います。

私がこの視点を得た漫画が↓こちらの「東京大学物語」という作品です。興味あれば是非読んで見て下さい!

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