#166 ドラマ「全領域異常解決室」第6話までのネタバレ感想編|ヒルコ、二宮のの子、直毘義道、北野天馬…キャラクターのモデルを考察

こんにちは!今回は、現在話題沸騰中のフジテレビ系ドラマ 「全領域異常解決室」 の第6話までの展開を振り返りつつ、キャラクターに隠されたモデルや謎を考察していきます!

本記事では、日本神話との関連性や、今後の展開予想をネタバレありでお届け。ドラマファンや考察好きの方は必見です!


「全領域異常解決室」の魅力|ただの刑事ドラマではない!

「全領域異常解決室」 は、オカルト風の事件を扱いながらも、科学的トリックや現代的なテーマで解決に導く独特の刑事ドラマです。特に以下の点が視聴者を魅了しています。

  • 日本神話を現代風にアレンジしたストーリー
  • 登場人物の名前や背景に散りばめられた深い意味
  • 毎話、予想を裏切る展開

第1話では、空から靴が降る事件やタイムトラベルを思わせるシーンが話題になり、視聴者を驚かせましたが、第5話以降から物語がさらに神話的な要素を強めてきました。

広瀬アリスは芸能の神様「アメノウズメ」

広瀬アリスさんのキャラクターは、しばしば日本神話の芸能神「アメノウズメ」を連想させる言動を見せています。アメノウズメは、天岩戸(あまのいわと)伝説で重要な役割を果たす女神で、芸能の神としても知られています。

ドラマ内でも、彼女のキャラは人々の心を動かす「何か」を持っているようで、神的な役割を感じさせます。

筆者もゲームや漫画を通して神話に触れることが多いのですが、このドラマが神話の要素をエンタメとして取り入れているのは非常に魅力的。まるで「古事記」を現代風にアレンジしたかのような世界観です。

こういった日本の古代の神は、女神転生シリーズで学びました。

ヒルコの正体とえびす神

ヒルコは、『古事記』や『日本書紀』に記される神話の登場人物で、イザナギとイザナミの間に生まれた最初の子供です。しかし、ヒルコは生まれた際に「骨がなく、ひどく弱々しい」状態(蛭のような姿)だったとされ、「不具の子」として葦船に乗せられ流されてしまったという逸話があります。

ヒルコは『古事記』や『日本書紀』においては悲劇的な存在として描かれていますが、民間信仰では「えびす神」として、非常にポジティブな意味合いを持つ神に昇華されました。特に西宮神社では、ヒルコが運命を乗り越えて日本文化の象徴的な神となった姿を感じることができます。

ヒルコの正体を考察|「二宮のの子」との関連性

そして最大の注目ポイントはヒルコの正体。現在、視聴者の間で「成海璃子さんがヒルコなのでは?」という予想が立てられています。彼女の女優としてのキャリアや、物語の進行を考えると、確かにその可能性は高いです。ただし、そこはドラマですから、「意外な展開で裏切ってくれるのでは?」という期待も同時に膨らみます。

ここでは、「全領域異常解決室」の登場人物である「二宮のの子」がヒルコ(えびす神)である説を唱えてみますが、この仮説を裏付ける理由を神話や地名、歴史の観点から探ってみましょう。

1. 「二宮」という名前の背景

「二宮」という言葉には、歴史的に重要な神社の序列という意味があります。律令時代以降、地域の神社を一宮、二宮、三宮と序列化した制度があり、「二宮」はその地域で二番目に重要な神社を指しました。たとえば、兵庫県の伊弉諾(イザナギ)神宮はかつて二宮に分類されていた神社の一つです。この文脈で、「二宮のの子」という名前は、歴史的な神社やその信仰に結びつく可能性があると考えられます。

さらに注目すべきは、「のの子」という部分です。「子」は「神の子」を暗示することが多く、これはヒルコの誕生や役割と関連づけて考えられます。

2. 伊弉諾神宮とヒルコの関係

日本神話において、ヒルコは伊弉諾尊(イザナギ)と伊弉冉尊(イザナミ)の間に生まれた最初の神とされています。ところが、生まれたときに不具の状態だったため、葦舟に乗せられ流されてしまいます。のちにヒルコは、えびす神として信仰されるようになります。

兵庫県の伊弉諾神宮は、イザナギがその生涯を閉じた地として知られ、ヒルコとのつながりが感じられる場所です。もし「二宮のの子」という名前が「二宮」と「伊弉諾神宮の子(神の子)」を暗示しているとすれば、このキャラクターがヒルコに由来している可能性が浮上します。

3. えびす神の総本山とのつながり

えびす神(ヒルコ)を祀る総本山といえば、兵庫県の西宮神社が有名です。ここで興味深いのが、「二宮(にのみや)」という言葉と「西宮(にしみや)」の音の近さです。仮に「二宮」を「にしみや」と読み替えると、「西宮の子=ヒルコ」という解釈が成り立ちます。

これは名前の語呂合わせの域を出ないかもしれませんが、ドラマや創作物ではこうした言葉遊びや隠喩が多用されることを考えると、決して見過ごせないポイントです。


直毘義道と北野天馬のモデルを考察

ここからは、あまりスポットライトを浴びていないキャラクターである。直毘義道と北野天馬とのモデルを考察してみましょう。


直毘神は日本神話に登場する神で、災厄や悪事を正し、物事を良い方向へ転じる力を持つとされます。「直毘」の「直」は「直す」、「毘」は「助ける」や「力」を意味し、合わさることで「災いを正し助ける神」と解釈されます。

直毘神は、穢れや禍を浄化し、清浄な状態に戻す役割を担う神です。日本の神道では「穢れを祓う」ことが重視されており、直毘神はこの浄化と再生のプロセスにおいて重要な神格として扱われています。

北野天満宮は、京都にある神社で、平安時代の学者・政治家である菅原道真公(すがわらのみちざねこう)を主祭神とする天満宮の総本社です。北野天馬という名前には、「北野天満宮」と「菅原道真公」の影響を強く感じられます。


まとめ:これから観る方もまだ間に合う!

「全領域異常解決室」は、オカルト×刑事ドラマという独自のスタイルで、視聴者を魅了し続けています。第6話までの伏線を振り返りつつ、神話的な背景を読み解くと、物語がさらに深く楽しめるはず!

これから視聴を始める方も、まだ間に合います。過去エピソードをチェックして、最新話まで追いついてみてください。

次回の展開を楽しみにしつつ、さらなる考察をお届けします!

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