#83 PSYCHO-PASSシリーズのこと何も知らずに映画「サイコパスPROVIDENCE」だけを視聴してみた感想

大学時代に映画研に入っていた映画&マンガ好きの2人が最近見た映画やマンガについて語る「なっしーは語りたい」シリーズ。

本日はPSYCHO-PASSシリーズを全然知らないのに映画だけ見たらどうなるか?

ということで劇場「PSYCHO-PASSサイコパス PROVIDENCE」を視聴した感想を話しています。

シリーズを全く知らずに観た感想としては、物語に関する前提知識がなくて困った部分も多かったですが、全体的には楽しめました。

初見の印象:マイノリティ・リポートと似た世界観

まず、物語の基本設定は、犯罪係数という指標で人々の犯罪傾向を測定し、それによって未来の犯罪を未然に防ぐというもの。これがまさに、トム・クルーズ主演の『マイノリティ・リポート』を彷彿とさせる世界観だなと思いました。犯罪を予防するためにデータに基づくシステムが支配する世界という点で、近未来のディストピア的なテーマが描かれていますね。

ただ、主人公が誰なのか、登場人物同士の関係性がどうなっているのか、全く分からないまま進むので、正直混乱した部分もありました。

映像美とアニメーションのクオリティ

さて、内容に関して少し触れた後は、映像面について話します。まず感じたのは、アニメーションのクオリティが非常に高いということです。

劇場版というだけあって、アクションシーンや演出面は非常に凝っており、特に空中戦や戦闘シーンでは、まるで押井守監督の『スカイ・クロラ』や『攻殻機動隊』の雰囲気を感じさせました。特に、戦闘シーンでのスピード感やドッグファイトのような演出は非常に見ごたえがありましたね。

ストーリーの難解さ

完全にこちらに非がありますが、ストーリーが進むにつれて、徐々に理解が追いつかなくなっていきました。特にクライマックスに近づくあたりで、展開が急激に加速し、物語の複雑さが初見には少しハードルが高かった印象です。

また、シリーズを全く知らない状態で観ると、キャラクターや事件の背景が理解しづらい部分が多く、調べてみたところ、この映画は2019年に放送された『PSYCHO-PASS 3』のエピソード0にあたる作品だと分かりました。つまり、既にシリーズを追っているファンにとっては補完的なエピソードであり、初見の視聴者にとっては難解な部分が多かったのも納得です。

結論:シリーズファン向けの作品

全体的な感想として、シリーズを全く知らない状態でこの映画を観るのは正直ハードルが高いと感じました。キャラクターの関係性や事件の背景など、前提知識が求められる部分が多かったため、初見の視聴者には少し敷居が高い作品かもしれません。

ただ、アニメーションのクオリティやアクションシーンの迫力は見応えがありましたし、近未来のディストピア的なテーマにも惹かれました。もしこれからPSYCHO-PASSシリーズを観ようと思っている方には、まずは第1期から観て、物語の世界観やキャラクターを理解してから、この『PROVIDENCE』を観るのが良いのではないかと思います。

以上、初見の感想でした!これからシリーズを追っていくのが楽しみです。

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