「小さなチーム、大きな仕事」
結論として面白く読めました。一読の価値ありです。
文体に関して
本書は中見出しが沢山でてくる。これらは本質を捉えているようで捉えていない。つまり結論を言っていい無い。
【見出し】→つまり→【結論】。こんな構成。
だから、各見出しのしたに自分の思う結論を書きこんで読むと、何度も読むときに捗ると思う。
感情を排して
感情を排するというのは文面だけみると良い言葉ではない。非人間的、非人道的な印象を与える。これが、本書で使われているフック的な言葉使いで、それっぽく言い換えると。
【感情を排して】→つまり→【合理的に考えて】ってことになる。
人の感情は素晴らしい、しかし、仕事という場(特に人間関係)に持ち込むとこの上なくメンドクサイものになる。
情熱や好意は仕事や製品に向けるべきであり、職場の人に向けるべきではない。人への感情が裏返った結果、不条理なルールやバカ基準のルールが生まれる。そんなものがあったら気持ちよく働けない、仕事に集中できない。
だから、感情を排して合理的に考えて気持ちよく仕事しようぜ、って結論になる。
今年(2016年)公開された「オデッセイ」(原題:The Martian)という映画がある。ここで描かれていたNASAチームがまさにコレって感じでした。余計な人間関係を持ち込まず、目標に向かって全員が全力を尽くす。
そういうビジネスライクなプロチーム大好き。対人への感情はプライベートで向ければいいと思う勢の感想です。